令和6年度 ニュース
宝小ニュース
中庭でぺったんぺったん
2024-12-11
コミュニティ・スクールとしての宝小学校の地域と連携した教育活動の一つの柱が、田んぼで米づくりでした。今朝は早くから、田んぼでの活動に関わってくださった地域のみなさんが宝小にさまざまな道具をトラックや車に積んで集まってくださいました。今日は5年生の餅つきの日です。保護者の方も応援に駆けつけてくださり、サポートしてくださいました。この餅つきまでに、5年生は、田植え、草取り、稲刈り、脱穀という作業をしてきました。といっても大半は地域の方が田んぼの管理をしてくださったからできたことです。そんな初夏からの流れを地域の方が「た」(田島征三作)という絵本を読むことで振り返りをしてくださいました。お米をつくることの大変さと大きな喜びが描かれている「た」今日の日につながるいろいろなことがあったのです。次に、餅つきとはなんぞやと自分たちのやっていることの意味や価値について確認しました。その後、会場づくりを自分で考え、進んで行う5年生の動きに感激しました。釜、杵、臼、のこぎり、丸太、せいろなどを運ぶ姿。落ち葉を掃いて臼や釜をセットする場所をつくる姿、のこぎりで丸太を切って薪を作る姿、マッチで日をつける姿、その姿も素敵でした。田んぼでとれた餅米をせいろで蒸して、いよいよ臼に投入。つく前に餅米を潰していく作業が大切です。その作業が上手すぎて、職業にすればよいねなどという冗談も出ていました。おいしいお餅のできあがり、みんなおいしく食べていましたが、心の底には喜びや感謝の気持ちがわいていたことでしょう。片付けもみんなで協力してテキパキとできました。餅つきの最後には指導してくれた方々へ感想や感謝を伝え、再度「た」の絵本を読みました。体験活動の積み重ねで子供たちの心が豊かになっていきます。田んぼプロジェクトは、今週末のわらでしめ縄を作るところまで続きます。みなさま貴重な体験学習をサポートしてくださり、ありがとうございました。