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令和6年度 ニュース

宝小ニュース

廊下にて

2024-12-04
出張から学校に戻り、お昼休みが終わる頃、職員室前の廊下に立っていました。お昼休みの遊びを終えて数人の子供たちが階段をゆっくりと上ってきました。みんな穏やかないい表情をしていました。そして私に向かって「こんにちは」その後ろにいる子も「こんにちは」その後ろにいる子も「こんにちは」と会釈していくのです。その後ろを歩いてきた担任の先生は、笑顔で子供たちを見守っていました。私も一人ひとりに笑顔で「こんにちは」と返しました。なんて素敵な瞬間だろうと思いました。
私は、こちらから積極的に笑顔で子供たちにあいさつをしてきていました。なぜかというと、4月に本校に着任したときから、あいさつをしない子が多いなと不思議に思っていたからです。こちらが挨拶をしても返してくれない子もいました。進んであいさつをしてくれる子もいましたが、全体としてあいさつが少なかったのです。私は、あいさつを続けました。朝何度も会う子には、二度目のおはようだねと言いながら声をかけたり、みんなが登校したら各教室を回って「おはようございます。」と様子をみながら「しっかりと朝の支度ができているね。」「みんなそれぞれ読書に集中していてすごいね。」「タイピングに挑戦しているんだね。すごいな。」と声をかけていました。そうこうしているうちに、私が朝の教室に顔を出すと、自分から「おはようございます。」とあいさつをしてくれる人たちが現れました。よい変化です。それからは、私は自分からあいさつをするタイミングを遅らせてみることが多くなりました。自分から言いたいのですが、少しがまんするのです。すると、自分からあいさつをしてくれる人が増えてきたことに気付きました。児童会のあいさつ隊のみなさんもあいさつ運動を進めてきてくれました。あいさつをする人や、あいさつの回数が増えています。あいさつが自分の心と相手の心が互いに近づくということやあいさつは相手を思いやる声かけであり、人と人を結ぶ大切な言葉であるということを子供たちが感じとってくれると嬉しいです。元気のよい声でなくてもよいのです。大きな声でなくてもよいのです。小さな声でも、恥ずかしながらでもよいのです。「おはようございます。(今日も一緒に頑張ろうね。今日はよい日になるといいね。今日も会えてよかったよ。スクールガードのみなさん朝からわたしたちのためにありがとう。)」など、心のこもったあいさつをしていきましょう。続けていくと、後ろを向いている人にもあいさつをするようになるし、笑顔であいさつをすることが自然になっていきます。
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