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４年生の教室では、情報リテラシーの学習をしていました。
私たちの生活の中にネットが普通に存在する中で、ともすると個人情報が世界中に広がってしまうことがあります。写真やその位置情報に加え、悪意のあるサイトによる情報収集により、私たちの個人情報が悪用されたり世界中に拡散したりすることがあります。どうしたら、それを防ぐことができるのかということを考えていました。
ゲームのアカウントの乗っ取りについては、子供が身近に感じるところでしょう。また、通信アプリのメッセージの誤解の問題。・・・・だしね　という語尾が改行により・・・だ　　しねとなり、誤解によって人間関係が崩れたりいじめが発生したりするケースについても考えていました。
その様子を見ていた私は、今時は小学生の段階でネットを通してたくさんの危険にさらされているということを感じました。
子供は、大人と違って人間関係構築の力、コミュニケーションの力、生活経験、人格の形成、知識、道徳性、適切に判断する力などがまだまだ未熟です。ネットやゲーム、通信アプリなどを使うための基本的なリテラシーや人間としての力が未熟であるにもかかわらず、生活の中にそのような機会や場面がたくさん生まれ続けています。ネットやゲームなどを使う年齢は年々低くなっています。使用する機会は増えるとともに低年齢化し、基本的なリテラシーの不足とのギャップは大きくなります。それだけ危険度も高まると思います。学校、ご家庭、地域でも考えていきたい問題です。